石橋静河さん
(『ブラッサム』/(c)NHK)
強い眼差し、指先まで行き届いた表現力。その佇まいから伝わる存在感のある演技が印象に残る。主演ドラマ『燕は戻ってこない』や映画『ナギダイアリー』などで話題作に出演を続ける俳優の石橋静河さん。9月28日に放送がスタートした連続テレビ小説『ブラッサム』(総合、月~金)では、主人公の葉野珠を演じる。明治、大正、昭和、平成と激動の時代を駆け抜け、自由を求め続けた作家・宇野千代(1897~1996)をモデルとした物語だ。作家・編集者・デザイナーとして時代をリードしつつ、華麗な恋愛遍歴で知られた人物だけに、珠の強さと明るさをどう表現していくのか注目されている。石橋静河さんに作品に込めた思いを聞いた。(取材・文・婦人公論.jp編集部 撮影:本社 奥西義和)

珠から勇気をもらって

<連続テレビ小説への出演は『半分、青い。』(2018年)以来2回目となる。制作側からのオファーを受け、キャスティングで主人公の葉野珠役に決まった。2026年3月にクランクイン。すでに半年にわたり珠を演じてきた>

今は撮影が半分終わったくらい。毎日目まぐるしい日々を過ごしてきました。

私が『半分、青い。』に出演させていただいた時は、まだドラマ現場に慣れていなくて、ただついていくことに必死で、あっという間に終わってしまった。

途中から撮影に入ると、現場の空気が出来上がっているので緊張しますから、『ブラッサム』では、新しく入ってきたキャストさんがリラックスして臨めるような空気にしたいと思っています。