(『豊臣兄弟!』/(c)NHK)

天下人・豊臣秀吉…ではなく、その弟・秀長が主人公!これまでになかった視点からダイナミックに描く大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合、日曜午後8時ほか)。兄を支え続けた“もう一人の豊臣”にスポットが当たることで映し出される新たな戦国の世界が話題です。そこで歴史家で作家・評論家の濱田浩一郎さんに、ドラマをもっと楽しむための”ツボ”を解説していただきました。

家康討伐を目前に発生した「天正地震」

大河ドラマ「豊臣兄弟!」第40回は「あさひの輿入れ」。

豊臣秀吉と織田信雄(信長次男)・徳川家康とによる小牧・長久手の戦い(1584年)は、秀吉の勝利に終わります。

しかしその後も家康は秀吉になかなか臣従しませんでした。

よって秀吉は天正14年(1586)1月には家康討伐の軍勢を出陣させる目算でした。