『蒼羽さん事件』あらすじ
ひとりの女子高生が失踪し、腐乱死体となって発見された。複数の援助交際をしていた男が最有力容疑者であったがアリバイが成立、捜査は暗礁に乗り上げる。未解決のまま約十年後、あるノンフィクション作家がひょんなことから被害者のSNSアカウントらしきものを知る。事件前日の「チョウチョのところ19」という意味深な投稿に着目し、取材を重ねて書き始めるが……。
ひとりの女子高生が失踪し、腐乱死体となって発見された。複数の援助交際をしていた男が最有力容疑者であったがアリバイが成立、捜査は暗礁に乗り上げる。未解決のまま約十年後、あるノンフィクション作家がひょんなことから被害者のSNSアカウントらしきものを知る。事件前日の「チョウチョのところ19」という意味深な投稿に着目し、取材を重ねて書き始めるが……。
自分でも、結末はわからず
「女子高生が予期せぬ場所で死体となって発見された」という設定は、現実に起こった何らかの事件に触発されたわけではありません。今回に限らず、どの作品もそうなのですが、僕はまったくの思いつきで書き始め、「この話はどんな結末になるんだろう?」と、自分でもずっと考えながら書いていくんです。つまり、プロットをいっさい立てない。これはもう病気みたいなもので…。(笑)
本当は、プロットがあったほうが絶対にいいとはわかっているんです。でも、仕方ない。計画性のない性分と言いますか、デビュー以来、あらかじめプロットを立てることがまったくできないんですよ。
今回も、ずっと綱渡りを続けているような心境で書いていたので、僕自身もまったく考えていなかったところに着地してくれて本当によかったと、ほっとしています。「最後の最後まで展開が読めない」という緊張感を、読者のみなさんにも味わっていただけたら嬉しいですね。
