「青春の一コマ」と割り切る
彼女の本心をもう一度確かめることです。そして本当に、あなたの経済面が満足できないから、というなら、彼女をあなたの伴侶にしたいという夢はあきらめることです。
あなたと生きる女性はきっとほかにいます。
彼女との今までのおつきあいは「青春の一コマ」と割り切ることで――彼女もそれを望んでいるでしょうから……。
(「毎日新聞」1967年11月30日)
※本稿は、『わたしの人生案内』(中央公論新社)の一部を再編集したものです。
『わたしの人生案内』(著:沢村貞子/中央公論新社)
恋愛・結婚、人間関係、介護、死別、生きがいについて……随筆家としても知られる名脇役の下にさまざまな悩みが寄せられた。
ときに厳しくも機微にふれる回答には、二度の離婚と三度の結婚を経て、人生の裏表を知った著者の濃やかな優しさがにじむ。
初書籍化となる新聞連載の人生相談83篇に、女性の生き方をめぐる随筆を併せた一冊。





