(写真提供:Photo AC)
名脇役女優としてテレビや映画、舞台で活躍された一方、エッセイストとしても知られた沢村貞子さん。そんな沢村さんが1966~1983年の間、新聞の人生相談に寄せられるさまざまな悩みに回答した83篇をまとめた書籍が刊行されました。そこで今回は書籍『わたしの人生案内』より一部を抜粋し、人間関係や夫との不和に悩む昭和の女性たちに送った言葉をご紹介します。

夫の面倒をみる姑、仲が良すぎるのでは……

相談

私たちは結婚して半年になります。家族は夫の両親、妹、弟があり6人です。夫婦の仲は円満で家族一同、私に対してやさしい、申し分のない人たちなのです。が、夫としゅうとめが異常なほどに仲が良く、やきもちがやける毎日です。

たとえば夫は毎朝、母にヒゲをそってもらい、それも夫の顔を母がむしタオルで暖めてやり、最後にはクリームまで塗るのです。私が見ないふりをしていると髪の毛までとかしてやっています。先日も私が外出して留守の間に、夫が気分が悪く会社から早退したときのことです。私が帰宅すると夫のそばに母がおり、ふとんに手を入れて夫の体をマッサージしておりました。

妻の私としては夫から手を引いてもらいたい。母は専門学校を出ており60歳。夫は大学卒、一流会社に勤めており28歳。私も夫と同じ大学出身で、24歳です。

愛知県・夫をかわいがりすぎる姑に手をやく主婦