(『豊臣兄弟!』/(c)NHK)

天下人・豊臣秀吉…ではなく、その弟・秀長が主人公!これまでになかった視点からダイナミックに描く大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合、日曜午後8時ほか)。兄を支え続けた“もう一人の豊臣”にスポットが当たることで映し出される新たな戦国の世界が話題です。そこで歴史家で作家・評論家の濱田浩一郎さんに、ドラマをもっと楽しむための”ツボ”を解説していただきました。

秀吉が九州征伐の軍勢を編成

大河ドラマ「豊臣兄弟!」第42回は「北野大茶湯」。

天正15年(1587)1月、豊臣秀吉は「九州停戦令」に従おうとしない薩摩国の島津義久を討伐すべく、諸将の出陣計画を公表します。

宇喜多秀家・細川忠興などに出陣が命じられましたが、その中には秀吉の弟・秀長の名も見出せます。

秀長は2月10日に1万5千5百の軍勢で出陣することが定められるのです。

同日、大和国の郡山城を発した秀長は2月下旬には周防国まで到達していました。