目に見えない力に導かれ、この先もチャレンジ

10月26日は僕の48回目の誕生日だったのですが、仕事でスコットランドに滞在していました。そうしたら、LINEで「いつも弱音を吐かずに仕事をしているパパのことを尊敬しています。これからも頑張ってください」と、息子がメッセージをくれたんです。もう泣けましたね。

翌日の27日は息子の16歳の誕生日で、息子が生まれた時のビデオを妻と3人で一緒に見ました。見終わった後、息子が「産んでくれてありがとう」って言うもんだから、また泣けてきちゃって。俺たちの育て方は間違ってなかったな、と。

つくづく思うのは、人生に起こることにはすべて意味があるということです。その時はわからなくても、過去は未来に繫がっていて、目に見えない偉大な力に導かれているように感じます。僕はその力を、ネイティブ・アメリカンの言葉を借りて「グレート・スピリッツ」と呼んでいますが、いまだに向いていないと感じる俳優の仕事に導かれたこともまた、“宿命”なのだと受け入れることができるようになりました。

楽しく生きるために生まれたのだから、くよくよ悩んでいる時間がもったいない。実は僕、死は終わりではないと思っています。むしろ、死んでからが本番で、今は人生のリハーサル期間なのだと。リハーサルなのだから、失敗を恐れることはない。年齢なんか気にせず、この先もいろんなことに自由にチャレンジしたいですね。