全国のスーパー銭湯の大広間をお客さんでいっぱいにする、ムード歌謡グループ「純烈」。そのリーダーでプロデュースも担当する酒井一圭さんが、悩める淑女に寄り添います!?(撮影=水野昭子 イラスト=風間勇人)
《 お悩み 》
「彼との関係を続けるか否か」
「50歳になったら結婚を話し合おう」と約束して10年同棲を続けてきた彼に、去年、「親が死んだら考える」と言われました。出会ったときから「この人を守ってあげたい」と思っていたので、ショックでした。でも、彼を守りたいという気持ちがわたしの一方的な押し付けや依存心ならば、別れたほうがいいのか……。わたしはバツイチです。このままのカタチってありでしょうか。(51歳・パート)
《 酒井さんの解答 》
顔を洗って正面から向き合うべし
男女は依存し合っていいし、そういう生き物だと思います。とはいえ依存にはいろんな種類があり、お便りからは《幸福感を高め合う依存》が感じられない。むしろ逆。連れ添う二人は映し鏡ですから、現状、あなたから見ても相手から見ても結婚に至る魅力的な相手ではないということだと思います。
でもこんなことは、中学生の恋愛にも起こる、「自分のことはさておきあるある」。人生を左右する潮目を見極める時は、顔を洗って正面から向き合うことが大切です。
あなたは相手を守りたいと思っているようですが、同時にわたしを守ってほしいと内心思っていませんか? 素直な気持ちを伝えることができるかが一番肝心なことなんです。「わたしはあなたを守りたい。だから結婚しましょう」でもいい。
大切な岐路に立ったら、次の一歩をどれだけ強靭な決心で踏み込めるかが人生の肝だと思います。そして家族みんなが幸せに向かうように、奇跡のタイミングを摑むこと。
《彼》との結婚は初めてなんだから、初婚ですよ!もう一度、自分の気持ちを掘り起こして、未来をデザインしてみましょうよ。大丈夫! 頑張って!