ひとことで言えば暗い。顔色が悪いし、あちこちに黒っぽい影がある。カメラはパソコンの上にあり、顔は画面や手元の資料を見るため下向きに。その分、目の下のたるみやほうれい線が垂れ、影を落とすようである。

打合せくらいなら、それでもいい。が、この先リモート出演が予定されている。俳句番組の制作は、緊急事態宣言中は1回休み、解除後も3密になりやすいスタジオは避け、自宅からリモートでと言われている。

この顔、なんとかした方がいいのでは。

どう調べたらいいのだろう。オンラインのメイク?  飲み会を含むとイケイケのメイクになりそう。リモート会議のメイク?

検索すると、出てくる出てくる。急なリモートワークの導入で顔映りに構っている場合ではないかとも思ったが、やはり皆さん気にするようで。

読んでいくうち、傾向と対策がつかめてくる。

まず、画面の自分にギョッとするのは私だけではないらしい。暗くなりがちなのは、オンライン一般の傾向のようだ。

対策をおおざっぱに言うと、ハイライトを効かせて明るくする。目の下のクマは影に見えるので消す。顔色は悪く映るので、赤みを足す。インスタに上げる画像なら事後の補正が効くが、ライブ中継のオンラインはそれができない。従って顔そのものに、あらかじめ補正を施すのだ。