101歳の長寿を全うした生活評論家、吉沢久子さんが日々の生活のなかで見つけた「幸せに生きる方法」「暮らしのアイデア」「簡単に作れるおいしい料理」は今の時代を生きる上でもヒントがいっぱい。エッセイ集『100歳の100の知恵』(中央公論新社)から吉沢さんの極意を1つずつ紹介します。

<100歳の100の知恵 13>

『ささやかな庭で四季を感じる』

庭は、ささやかな大きさですが、四季折々、さまざまな草花が目を楽しませてくれます。

気にいった植物は、苗をわけていただいたり、ときには種をまいたり。食べた後にたわむれで埋めたビワの種や柿の種も、芽を出し、いつの間にか大きく育ち、たわわに実るようになりました。

ときどき、「あら、こんなものを植えたのかしら?」と、植えた覚えのない雑木の実生や草花に驚かされます。どうやら、野鳥が種を運んでくるようです。

どんなに小さなものでも、自然の営みを見守るのは楽しいものです。

 

 

 

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