101歳の長寿を全うした生活評論家、吉沢久子さんが日々の生活のなかで見つけた「幸せに生きる方法」「暮らしのアイデア」「簡単に作れるおいしい料理」は今の時代を生きる上でもヒントがいっぱい。エッセイ集『100歳の100の知恵』(中央公論新社)から吉沢さんの極意を1つずつ紹介します。

<100歳の100の知恵 12>

『「ひとり花見」もかけがえのない時間』

桜の季節になると、桜の名所は人がいっぱい。家の近くにも桜が美しい公園がありますが、お花見に誘われても私はあまりお酒が飲めないし、人ごみに出かけるのは気が進みません。

そこであるとき、早朝にコーヒーをポットに入れて肩から下げ、ひとりで桜を見に行きました。

ときどき犬を連れた散歩の人を見かけるくらいの静かな花の下のベンチに腰をおろし、熱いコーヒーを味わいながらのひとときは、とても心地よいものでした。

気の置けない友達と桜を愛でるのも楽しいひとときですが、早朝の「ひとり花見」も、自分をもてなすちょっと素敵な時間の過ごし方だと思います。

 

 

 

吉沢久子さんの連載「100歳の100の知恵」一覧