『ホエー漬けのトマトスープ』(撮影:横山新一)
現在発売中の『婦人公論』(3月9日号)の料理連載「ヘルシーキッチン」では、「ストックサラダ」を特集! いつでもサラダのようにパリパリ食べられ、好きな料理にアレンジもできる、ストックサラダ。 発酵をテーマに活躍している料理家の舘野真知子さんが考えた“野菜の新しい食べ方”を習います。忙しい毎日でもストックサラダが冷蔵庫にあれば安心です。今回は、「ホエー漬けのトマトスープ」です(料理=舘野真知子 撮影=横山新一 スタイリング・構成=野澤幸代)

忙しくてもストックサラダが冷蔵庫にあれば安心

一昨年、『Japanese PickledVegetables』というお漬けものの本を出版したら、アメリカやヨーロッパでの反響の大きさに驚きました。アメリカ・ポートランドでワークショップをした時には参加者から「これはストックできるサラダですね」と言われ、なるほど! と目からウロコ。ご飯とのセットではなく単品のサラダとして食べられて、しかも保存がきく。なんて使い勝手のよい、素晴らしい野菜料理なのかと気づかされました。

私がお薦めするストックサラダは浅漬けに近い、低塩分のお漬けものです。塩に限らず、醤油やナンプラー、水切りヨーグルトの副産物ホエーなども使います。ひと晩漬けるとぐっとカサが減り、野菜をムリなくたっぷり食べられます。また、肉と炒めたり、パスタにしたり、料理の材料や味つけにも重宝。忙しい日にはそのままおつまみやおかずに、さっと料理してもう一品にと大活躍してくれるはず。あなたの食卓に確実に野菜を増やしてくれるストックサラダ、明日から始めてみませんか。忙しい毎日でもストックサラダが冷蔵庫にあれば安心です

舘野真知子さん