生花を届けることは元気を運ぶこと
「あと、お楽しみはランチタイム。いつも夫と顔をつきあわせているけど、お仕事の日だけは見晴らしのいいところでお弁当を広げたり、気になるカフェに入ったり。自分の好きなようにします」
佳代子さんがこの仕事を始めたのは65歳から。それまで働いていた生花店のつながりで紹介された。まだ働けるんだとわかったら意欲が出てきて、昔習っていたクラシックバレエとピアノのお稽古も再開することに。
「バレエはカルチャーセンターでひらひらのスカートをはいて、無理せんように注意しながら、くるくる回っています(笑)」
あと2、3年はこの仕事を続けたい。運動のため、届け先の家に車を横付けせず、あえて少し離れた駐車場から歩くこともあるのだとか。
生花を届けることで、お客さんに元気を運ぶことができるし、佳代子さん自身も花からパワーをもらえるという。
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今回、話をしてくれた女性たちの屈託のなさと明るさといったらどうだろう。働いてお金を得るだけでなく、身体も元気に。さらに仕事からも学びや気づきがある。
これまで私は「道に迷ったら身体を動かす仕事がいい」と人にもすすめてきたけど、これからは、「アラカン過ぎてはつらつと美しくなるためには」を加えることにした。