(撮影:石井宏明)
『婦人公論』(5月11日号)の料理連載「ヘルシーキッチン」では、「女性のからだを思う 2品献立」を特集! 日々の食事が健康なからだと心をつくります。料理研究家として20年以上活躍してきた藤井恵さんが考える、女性のための2品献立。とりたい5つの食材に注目すれば無理なく続けられる、シンプルな考え方です(料理=藤井恵 撮影=石井宏明 スタイリング・構成=野澤幸代)

5つの食材を1日1回。
夕食はシンプルな2品献立を

50代になって子どもから手が離れ、更年期と呼ばれる年代になりました。

これからの将来、何より大切なのは元気でいること。それには日々の食事が大事、とわかっていても簡単でなければ続けられませんよね。私が提案したいのは5つの食材に注目した2品献立。女性がとりたい栄養や成分を含む5つの食材を1日1回は摂取するように心がけましょう。

低脂肪の肉と青背の魚

鶏肉、豚や牛の赤身肉。DHAやEPAが豊富な青背の魚も欠かせません。

 大豆製品

女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンが豊富。私は1日に納豆40g、豆腐 150g、ゆで大豆50gをとることを目安にしています。

 緑黄色野菜

酸化(老化)を抑える抗酸化作用の高いビタミンA(β -カロテン)、ビタミンC、ビタミンEの宝庫。

 きのこ・海藻

不溶性・水溶性食物繊維が腸の働きを促し、しかも低カロリー。うまみも豊富です。

 発酵食品

また、いろいろな雑穀をご飯に混ぜると栄養価が高まり、味に変化が出て楽しめます。

今回のレシピを教えてくれる藤井恵さん