糖質オフなら、量が食べられる

そもそも糖質の摂取が増えると、自然とカロリーの摂取量も増えます。けれど、カロリーが高いもの=糖質が高いものではありません。つまり、カロリーが高くなっても糖質を低く抑えられればいい。だから、量が食べられるのです。これに気づいたときは、思わずガッツポーズでした。

試してみると、お腹いっぱい食べても、するすると体重が落ちていく。ストレスが少ないのでリバウンドもしない。こうして、誰でも簡単にできる柳澤流「やせるおかず作りおきダイエット」が誕生したのです。

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ここからは具体的に、私が実践したダイエット方法についてお話ししましょう。

「やせるおかず」(以下、やせおか)とは、糖質の少ない食材や調味料で作った料理のこと。これを日々の食事に取り入れるだけで、無理なく糖質を抑えられます。肉や魚は積極的に食べ、量を減らすべきは、ごはんやパンなどの主食と、かぼちゃ、さつまいも、じゃがいもくらい。これなら食べられる食材はたくさんあります。

カロリー制限の場合、豆腐やささみばかり選びがち。しかも油までカットして味気ないイメージですが、やせおかの食卓はじつにバラエティ豊かで、食後の満足度が高いのです。

ここ数年、「糖質オフ」という言葉がブームになったおかげで、ご存じの方も多いと思いますが、おにぎりやサンドイッチだけのランチ、野菜の少ない丼ものなどを食べたときと、野菜もたんぱく質もバランスよく食べたときでは、その後の空腹感が異なります。