空腹のストレスを感じないこと

これまで、「作りおきのメニューでは飽きてしまう」というご意見を多数いただきました。そういうときは、「味変」に挑戦してください、とお伝えしています。

たとえば、キャベツはシンプルな塩こしょうのほか、カレー味、コンソメ味など、同じ食材でも味付けを変えてストック。さらに、食べるときにチーズをのせて焼いたり、ソーセージをプラスしてスープにしたりするなどのアレンジをしてもいいでしょう。自分の好きな食材を足して、「ご褒美食」に変えて食事を楽しむこともできます。

また、「食べきれず腐らせてしまうのではないか」という不安は、作り過ぎないことと、冷凍することで解決できます。作る量の目安は、2〜3回で食べ終わる程度。食材を、味付けせずにカットだけして保存容器に入れて冷凍保存しておくと、長持ちするので安心です。また、ピクルスなど酢漬けにしたものはある程度日持ちし、ダイエットにもおすすめ。

「やせおか」は家族の献立と分ける必要もありません。栄養バランスが取れていて、カロリーも十分だからです。あえて気をつけるなら、夕食時間を早めると、より効果が見込めます。また、食べる順番にも気をつけるとよいでしょう。

実は私、お酒が大好き。夕食時にハイボール2杯、焼酎2杯くらい軽く飲んでしまうのです。ワインなら1人で1本空けることも。こういうとき、つまみに糖質多めのフライドポテトなどを食べてしまうと、空腹感が増して「締めのラーメン」が欲しくなってしまいます(笑)。だから、つまみもやせおかで対応しましょう。

ダイエットを成功させるコツは、空腹ストレスを感じないようにすること。摂取カロリーを過剰に減らす必要はありません。ラーメンやケーキが食べたくなることもあるでしょう。そのときは我慢せず口にしてOK。毎日食べなければいいのです。そして気持ちを新たに、やせおか作りおきダイエットを続けてみてください。いつの間にか体がスッキリしていることに気づくはずです。


【miniQ&A】
Q. 間食をやめるのがつらい!

A.
ダイエットするなら、少なくともクッキーやケーキなど砂糖や小麦粉を使ったものではなく、コーヒーゼリーや高カカオチョコレートなどに切り替えてみましょう。最近は低糖質のデザートなどがコンビニで手に入ります。上手に活用してみてください。

私のダイエット法は糖質を減らすものですから、極端な話、ドーナツなどを食べるならステーキを食べたほうがいい、というもの。どうしても食べたいときは、やせおかをおやつにするのも手です

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