22曲激しく踊って歌いまくるライブ

決断をするときは先が見えないわけだから、「なるようになれ」という部分はある。でも、これは放置したり、成り行きにまかせたりするというような受け身の態度ではありません。なんとかなるように、努力する。いまもコンサート会場を満席にできるのは、長い時間をかけて、なんとかしてきたから。

一番その成果が出ているのが、歌とダンスです。2時間で23曲歌うライブのうち、ゆったり歌うバラードは2曲くらいで、あとはひたすら激しく踊って歌いまくる。おかしいよね(笑)。ライブをいいものにするために、リハーサルはしつこいくらい、しかも全力でやります。心配な要素を潰すためには、リハーサルであっても、本番同様の力で臨むしかないんです。

そんな僕を見たら、一緒にライブを作るダンサーもスタッフも、会場にいるファンのみなさんも本気になってくれるじゃない。「僕のそばにいたいなら、命がけでこいよ!」という気持ちは、みんなに伝わっているはずなんだ。

こうして毎回のライブをいいものにして、お客さんに満足してもらうことを、何十年もやってきました。年齢を言い訳にせず、毎回全力投球する姿を見せることで、僕はファンの方とずっと繋がってこれたんです。