運ばれてきた瞬間に歓声が上がる、王様のランチ定食(2600円)。単品でも提供している粗挽きハンバーグや大海老フライ、カレーなどの王道の洋食を一堂に味わえる

特別な日にワンランク上の洋食を

穏やかな海を一望し、六甲の山並みを背に広がる風光明媚な街、神戸。その絶景を独り占めできるレストランが、阪急神戸三宮駅の新しい駅ビルの最上階に誕生した。ホテルの展望ラウンジを思わせる開放的な空間からは、昼は神戸港や六甲山の景色を、夜は華やかな夜景を望むことができる。

ロケーションと並ぶここの出色が料理。肉フレンチで知られる東京・銀座の名店「マルディグラ」の和知徹シェフが監修するワンランク上の洋食系メニューが楽しめる。オープン以来、一番人気の「王様のランチ定食」は、見てのとおりお子様ランチの大人版。シェフが好きなもの、食べたいものをワンプレートにぎっしり盛り込んでいる。

夜のアラカルトより。明石蛸のガルシア風(1200円)と、和知シェフのレシピで作られたプラハ風ハム、パストラミビーフ、パテ・ド・カンパーニュのオリジナルシャルキュトリー盛り合わせ(1800円)。お酒のおつまみからコースまでメニューは幅広く、3名以上から楽しめるパーティコースも

ハンバーグはつなぎをほとんど使わず肉感を引き出し、和牛の牛すじや脂と香味野菜を2日かけて煮込んだデミグラスソースがたっぷり。大海老のフライには自家製のタルタルソースとマッシュポテト。さらに野菜の甘みが感じられるカレーライス、ジューシーで歯ごたえのある丹波赤どりのフライドチキンにカスタードプリンもつく。窓際の席なら、より間近で景色を楽しめ、全席ソファ仕様なのでプライベート感も。特別な日におすすめの一軒だ。