67.8年の付き合い
ボニージャックスのメンバー、バス担当の玉田元康さんは、西浦さんの逝去の報に、以下のコメントを出している。
「〈ボニージャックス〉は63年、グリークラブ時代を含めると67.8年になります。長い長い付き合いでした。肺がんという重い病気と頑張って闘った。最後まで歌おうとしていた姿が忘れられません。長い間ご苦労様でした」
また、バリトン担当の鹿島武臣さんは
「昨日から、〈解散しないでくれ〉という電話が鳴りっぱなしです。西脇は根っからのリードボーカル、生まれながらのテノール馬鹿でした。目立ちたがり屋、キザ、我儘、スター意識ギンギラギン。しかし、コーラスグループにはテノール馬鹿が必要なのです。
これからは残された3人で頑張ります。我々には定年がない代わりに仕事がこなくなったらおしまい。連日パラリンピックが教えてくれています。〈失ったものを数えるな。残っているものを数えろ!〉往生際の悪いのは僕らの売りです」
と語る。