おじさんの出番は終わり

清水　踏んだり蹴ったりだろうね。破格の値段で引き受けて、最後の最後で過去の行いが露呈して。

ヒャダイン　カウンターカルチャーで生きてきた人がメインのシーンに出る、というのはこういうことなんでしょうね。行いは悪いですけど、みんなの噛みつき方は尋常じゃなかった。最近だと河村たかしさんがメダルを噛んだことに対しても。

清水　河村さんは、謝罪のときも噛んだけどね。

ヒャダイン　じゃあメダル噛んで、謝罪で噛んで、みんなに噛みつかれて（笑）。そもそも「叩いてやるぞ」前提で見ている人が大勢いるいま、おじさんたちは苦境に立たされていると思いますよ。それこそ、マッチョイズムや縦社会への反発が起きているので。

父親がえらい、先輩がえらいと言われてきたけれど、男が、おじさんがそんなにえらくないと誰もがもう知っている。だから森さんも河村さんも麻生さんも二階さんも、もはやその権化でしかない。

清水　絶妙に要らんことを言うし。

ヒャダイン　それを目に、耳にするたび、周囲の嫌なおじさんや、記憶のなかの嫌なおじさん像に重なってしまうんでしょうね。だからこれは代理戦争だと思ってて。そこにたかしはいないんですよ。

清水　そこに私はいません。（笑）

綾小路　噛みつかないでください〜♪（笑）。ほんと噛みつく人たちのこわさと言ったら。みんなリスペクトし合えばいいだけなのになあ。ただもう、おじさんの出番は終わり。オリンピックのあれこれも、政治も、若い人がやればいい。

清水　2人の世代でも古いの？

ヒャダイン　28～29歳のラインでしょうね。開会式もKing Gnuがやればよかったんですよ。

綾小路　賛成。カッコいいしね。

清水　あちこちに若返りが起こって、ギスギスした雰囲気がなくなるといいなあ、と心から思うよ。

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