関西でコンサートすると無駄によく楽屋にきてた

鶴瓶 とにかくあのときはびっくりした。俺もうちの嫁もファンやし、よく選曲でまっさんの曲をかけてたんですよ。そこに本人がきたわけですから、うわあ思うて。でも、こういう人でしょう。会うとがっかりする。歌と、この落ち着きのなさのギャップに。(笑)

さだ やかましいわ。(笑)

清水 歌とトークで、二の線と三の線を行ったりきたりしてるイメージです。(笑)

鶴瓶 『(鶴瓶の)家族に乾杯』の主題歌の「Birthday」なんて、いつ聴いてもええ歌やし、冒頭に流れるあの雰囲気がものすごくいい。なんでこいつがこれを歌ってんねんって思うわ。(笑)

清水 「こいつ」って言わない。恩人だっていうのに(笑)。そのころ、さださんはすでにソロに?

さだ そうね、ソロデビューして間もなかったと思う。

鶴瓶 俺が入門したのが1972年で、75年くらいに『ミッドナイト東海』はじめたから、

さだ 77年ころの話だろうね。

鶴瓶 そやろね、そんなもんやわ。

さだ それですぐに仲良くなった。この人は売らないといけないと思ったので、コンサートでゲストを呼ぶときは、なにかと声かけてね。関西でコンサートすると、無駄によく楽屋にきてたし。