パンクに生きることはできなくなった

母は「白か黒か」が極端になっちゃう不器用さがありますけど、私も同じ。結局は親娘って似てしまうんですかね。一方で「誰々さんにこう見られている」といった世間体を気にしていなかった私なのに、母親になってからは、くよくよ考えるようになっちゃったり。親が言うような常識的なことって昔は嫌いだったはずが、自分も言うようになったっていうのは皮肉なことですよね。「もっと大らかに生きたい!」と思います。子どもができると、母親としての付き合いもあるし、「どこそこの学校の保護者」という立場にもなって、若い頃みたいにパンクに生きることはできなくなりましたね、やっぱり。(笑)

「子育てから家事から、〈これをやってて良かったー〉と思える日が来るのかなって、今はわからないくらい」

夫は夫で、大らかですが、使ったコーヒーカップを何日もそのまま置いておいても平気な人。私が仕事で小樽に行って帰ってきた5日後、出かけた時と同じコップが同じ場所に置いたままという時もありました。その周りに別のコップが増えただけの風景になっていて、静かにキレましたね。「洗濯物を全部裏のまま洗って裏のまま渡す」っていう小さな復讐をしました。(笑)

こんな毎日なので、私の精神状態を持たせるだけで大変です。子育てから家事から、「これをやってて良かったー」と思える日が来るのかなって、今はわからないくらい、頭の中はぐちゃぐちゃ。あっという間に怒涛の一日が過ぎて行ってしまいます。