「三方ヶ原に全精力をぶち込んで、松本くんを…」
（阿部寛さん）

「10ヶ月くらい経ちましたけど、スタッフさんと打ち合わせをさせていただくなかで、実感が少しずつ湧いてきています」

と話す松本さんは、忙しいスケジュールの合間を縫って、徳川家康公を祀る久能山東照宮にお参りしたり、岡崎市に赴いて、家康ゆかりの地を回っているという。

「戦場になった場所に実際に行ってみると、相手の陣地と自分の陣地が目と鼻の先にあったりして。歴史の先生に話を伺いながら、肌で感じられました」

「阿部には手を出すな？」武田信玄として家康を追い詰める阿部寛さん
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戦国時代の大河ドラマでは、合戦シーンも見どころの一つだが、今回の合戦は、NHKの最新技術を存分に使って前例のない描き方になることも明かされた。岡田さんが、

「僕が注目するのは、三方ヶ原の戦いですね。家康が武田に追い詰められて散々な目にあいます。その時の家康の様子が『顰像』（しかみぞう）という絵に描かれたと言われる有名な合戦です。僕は武田には手を出すな、という役なんですけど、どこかで『阿部には手を出すな』といってしまうかも…（笑）」

と言うと阿部さんが

「徳川家康にとてつもない惨敗をさせたい。そこからいろんなことを教えたい。三方ヶ原に全精力をぶち込んで、松本くんを……（低い声）」

と、今から「どうする家康？」と追い詰める気満々。

最後に松本さんが

「（今日の会見を聞いているうちに）みなさんと共演できることが楽しみになりました。自分にプレッシャーをかけて、いい仕事ができるようにしっかり準備をしていきたい」

とこれからの意気込みを語り、会見はお開きとなった。

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出演者が口々に「今までにない」と口にする大河ドラマ『どうする家康』。松本さんのいう「家康周辺の戦国オールスター」の面々で、今回発表されていない重要な配役も多数ある。今後の続報を待ちながら、あの人を演じるのは誰？　と予想をするのも楽しそうだ。