最後まで自然体でかっこいい轟さん

轟さんは、「宝塚の至宝」と謳われた春日野八千代先生の後継者として
宝塚の顔であり、すべての男役のお手本のようなお方でした。
ずっと先頭に立ち続けてくださると思っていたので、
退団を聞いた時はとても驚きました。

「野菊賞」授賞式のときの写真

「時がやってきたことに気付き、素直に心に従おうと決めた」という轟さん。
最後まで自然体でかっこよく、
ご自分のことより宝塚歌劇のことを、生徒のことをこれからもよろしくお願いしますと
どんなインタビューでもおっしゃっていました。
轟さんはそんなお人柄の方でした。

轟さん
長い間本当にお疲れ様でございました。
少しはゆっくりされているでしょうか?

轟さんと過ごした時間があって今があります。
轟さんが見せてくれた男役の美学は、すべての男役の永遠の憧れでありお手本です。
本当にありがとうございました。

またお会いできますように。
今度は私のおすすめの新潟のおせんべいをたくさん持って会いに行きます。


※次回の配信は、特別に水曜ではなく、12月24日(金)の予定です

【関連記事】
越乃リュウ「初めての台詞のある役が。緊張した私に声をかけてくれたのは天海祐希さんだった」
天海祐希「夫や子どものいない私が、コロナ禍で改めて気づいた家族の大切さ。毎日のように母に電話しています」
天真みちる「宝塚で〈おじさん役〉を演じ続けたバイプレイヤーの軌跡」

●日本テレビ「news every.」の「every.特集」にナレーターとして出演中
●新潟丸屋本店さんとのコラボレーション商品をRyu Koshino公式オンラインショップで発売中
https://ryu-koshino.square.site/