病気になったあと、だいたさんが「捨てる」ことを決意したものとは(写真提供:写真AC)
お笑い芸人、だいたひかるさん。2002年には第1回『R-1ぐらんぷり』で優勝するなど、人気を博しますが、16年に乳がんが見つかると右胸を全摘出。19年には再発も経験しました。一方で闘病前から続けていた不妊治療を経て、21年には45歳で妊娠。2022年1月に第一子の出産を控えています。そのだいたさん、病気になったことで「思い描く未来を実現するため、過去に執着しない。そのために一日一個、生活用品以外のなにかを捨てる」と考えるようになったそうで――。

「捨てられない」が悩みだった私がお別れできたもの

捨てられない、収納が苦手、そもそも片づけのやる気が湧かない……片づけの悩みって人それぞれだと思います。

私の場合、以前は捨てられないのが一番の悩みでした。いざ捨てようと思っても、使い込んで愛着のあるものなら手放したくないし、一方で使ってないものは、なんで買ってしまったんだろうと後悔に襲われたり、まだ使い道があるかもしれないと考えこんでしまったり。その繰り返しでした。

しかし、そんな捨てられない私にも、比較的サクサクとお別れできたものがあります。それは、化粧品。

35歳くらいから、メイクで自分をキラキラさせようとする行為が恥ずかしくなってきたことがきっかけでした。