もともと女度をアピールしたくない側面があって

化粧品にはいろいろキャッチコピーがついていますよね。グロスだったら「攻め唇」とか、「艶くちびる」とか。

仮にそんなグロスを私がつけていたら、「だいたひかるに、どうして攻め唇が必要?」と思われそうだし、そういうものをレジに持っていくこと自体がそもそも恥ずかしい。気にしすぎですかね?

「化粧は自分の頑張るところじゃないだろうと思ったんです」(写真提供:幻冬舎)

ただ、私にはもともと女度をアピールしたくない側面があって、芸人という職業も考えると、化粧は自分の頑張るところじゃないだろうと思ったんです。

捨てたのは主に、アイシャドウや口紅、グロスなどの〈盛る〉ほうのアイテム。特に、色鮮やかなものはもう長年使ってなかったので手放しました。

若い頃は海外旅行のお土産にブランドの化粧品をもらうとうれしかったのですが、正直使い切れたためしがない。なので、これも一気に捨てていきました。