日常の毒を見つける私ならではの「ブラック片づけ術」

帽子もワンシーズンで使い捨てますね。そもそも帽子はおしゃれのためではなく、ボサボサの髪の毛を隠すためにかぶっているからあまりこだわりがないんです。洗濯しているとワンシーズンでよれてきてしまうし、取っておいたとしても、いざ翌シーズンに衣替えで出してみると、過去のものという感じがしてしまうので、さっぱり捨てちゃいます。

ベルトも全部捨ててしまって、今や1本もありません。お手洗いに行ったときにベルトをはずす作業が増えるのがイヤなんです。

揺れるピアスとかイヤリングも捨てました。よく、揺れるアクセサリーはモテると言うじゃないですか。でも、催眠術じゃないんだから、そんなもので男を落とせるなら苦労しませんよね(笑)。

以前はよく、トップスもボトムスもコーディネートされた「マネキン買い」をしていたので、そういったアクセサリーも自動的についてきてしまったのですが、片づけ生活の中で手放しました。こうやって考えると、嫌いなものも、ときには役立つ(?)んですね。

「あれ?」と思う日常の毒を見つけるのが得意な私の、ブラック片づけ術。捨てられない方はぜひ、お試しください!

※本稿は、『生きるために、捨ててみた。』(幻冬舎)の一部を再編集したものです。


『生きるために、捨ててみた。』(著:だいたひかる/幻冬舎)

40歳で、乳がん発覚。絶望を吹っ切るために片づけてみたら、本当にいるもの、いらないものが見えてきた――。45歳で奇跡の妊娠! 話題の女芸人が贈る、5年間にわたるモノ、コト、人の片づけ記録。