コロナ禍で口周辺や喉の筋肉が衰え…
常喜 腰から下には全身の約7割の筋肉が集まっているので、筋力アップには下半身を鍛えるのがお勧めです。膝に負担がかからないように、軽いスクワットを毎日続けるといいでしょう。
荻野 両親の介護をしている時、ストレス発散も兼ねてボクシングジムに通っていました。今ちょっと平和な日々なので行けていないのですが(笑)、コロナが収まったらまた通いたいですね。
大江 最近、同年代の医者に気をつけるよう言われたのが誤嚥性肺炎。確かに飲み込む力が弱くなったのか、たまにむせるんです。
常喜 コロナ禍で人と話す機会が減ったことで、口周辺や喉の筋肉が衰えてしまった人も多いのですよね。電話でもいいので、誰かとしゃべる。また歯磨きの時にがんばって大きく口を開け、舌を下げて喉を開くようにする運動を1日30回続けると、嚥下機能の衰えを防ぐことができます。
荻野 おしゃべりも健康にいいなんて、本当に今日は目からウロコのお話がたくさん聞けました。悩んでも仕方がないことと気をつけなければいけないことが、上手に整理できた気がします、これで来春から心おきなく、美術館の計画に飛び込んでいけそうです。本当にありがとうございました。
出典=『婦人公論』2021年12月28日・1月4日合併特大号
荻野アンナ
作家
1956年神奈川県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業、同大学院文学研究科博士課程修了。91年『背負い水』で芥川賞、2002年『ホラ吹きアンリの冒険』で読売文学賞受賞。『老婦人マリアンヌ鈴木の部屋』ほか著書多数
大江英樹
経済コラムニスト、オフィス・リベルタス創業者
1952年大阪府生まれ。大手証券会社で個人資産運用業務や企業年金制度のコンサルティングなどに従事。定年まで勤務し、2012年に独立後は、「サラリーマンが退職後、幸せな生活を送れるように支援する」という理念のもと、資産運用やライフプランニング、行動経済学に関する講演・研修・執筆活動を行った。日本証券アナリスト協会検定会員、行動経済学会会員。著書に『投資賢者の心理学』(日経ビジネス人文庫)、『定年男子定年女子』(共著・日経BP)、『知らないと損する経済とおかねの超基本1年生』(東洋経済新報社)、『お金の賢い減らし方』(光文社新書)など多数。2024年1月没。
常喜眞理
家庭医・医学博士
1963年東京都生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。2012年、内科、皮膚科、小児科診療を行う「常喜医院」を開業。大手企業で産業医としても活躍。著書に『オトナ女子 あばれるカラダとのつきあい方』『お医者さんがやっている「加齢ゲーム」で若がえる』など