死にたくなったら「エガちゃんねる」を見ろ!

生配信は1時間を超える長さになりましたが、豪雨による乱れもありながら、なんとか完走。同時に7万2000人以上の方々に花火を見ていただくことができました。

雨中での花火生配信成功に興奮して抱き合う江頭さんと僕(写真は『エガちゃんねる革命』より)

そんななか、江頭さんが最後に〈死にたくなったら「エガちゃんねる」を見ろ!バカバカしくて死ぬのがイヤになるから!お前ら最高ー!〉と叫んだ場面は忘れられません。

お笑い要素としては、江頭さんが敬愛するビートたけしさんのキャラクター「火薬田ドン」を真似た扮装をして爆破される、などがありましたが、それ以上に、江頭さんの必死な姿からにじみ出るドキュメント性が、見た人の心をつかんだんだと思います。ありがたいことに、テレビのゴールデン帯での生放送でもおかしくないクオリティと言ってもらえたりもしました。

また、この1時間超のライブ映像を後日、約17分のダイジェスト版に再編集。ライブでは伝えきれなかった裏側も交えつつ編集したこの動画も、たくさんのあたおか(江頭さんが視聴者を呼ぶ際の愛称)のみなさんから、「感動した!」「夏のいい思い出になった」との声をいただきました。

江頭さんが日々求める「伝説」の一つになったのではないかと思います。

※本稿は、『エガちゃんねる革命』(宝島社)の一部を再編集したものです。


エガちゃんねる革命』(著:藤野義明/宝島社)

YouTubeの「エガちゃんねる」。再生数3億回超を誇るお化けチャンネルはいかにして驚異的な成功を収めることができたのか? テレビ界から姿を消していた江頭2:50にスポットを当て、YouTubeで登録者数260万人超に育てた敏腕ディレクター(ブリーフ団D)が、これまでの伝説の企画を振り返りながら、制作の裏話としたたかなメディア戦略、テレビ番組制作の経験から試行錯誤を経て得た独自のノウハウをここに公開!