青木さんが動物たちのために仲間と立ち上げた「犬と猫とわたし達の人生の楽しみ方」
青木さやかさんの好評連載「48歳、おんな、今日のところは『……』として」――。青木さんが、48歳の今だからこそ綴れるエッセイは、母との関係についてふれた「大嫌いだった母が遺した、手紙の中身」、ギャンブル依存の頃を赤裸々に告白した「パチンコがやめられない。借金がかさんだ日々」などが話題になりました。月曜更新の本連載ですが、今回は2022年2月22日、猫の日にちなんで、特別寄稿。「ネコを飼ったことがある人として」です。自身が高校生の時に出会ったミヤとのこと。そして写真では現在の保護猫活動を紹介します

前回「娘をヤングケアラーにしてしまったらどうしよう。世間の目が気になり、知人の言葉がずしんときて、私の心は縮こまる」はこちら

母は絶対に反対するに違いない

わたしが高校生の時。

いつもの通学路に、ほぼ黒いまだらの仔猫がダンボールに入ってミヤミヤ鳴いていた。登校の時にみつけたのだが、下校の時にも、まだその仔猫はダンボールの中にいた。心なしか、ミヤミヤと鳴く声が弱くなっているような気がした。

家に連れて帰ろうかと思ったが、母は絶対に反対するに違いないと思った。
小学生の時にどうしてもとお願いして飼い始めたイヌのお世話は親任せで、母は事あるごとにわたしに、面倒をみなかったことを伝えてきたし、わたし自身も面倒を見なかったという自負は大いにあった。わたしは、ため息をついた。

春ではあるが、きっと夜になると冷えるだろうし、仔猫は何も食べていないのではないか。

まあ、いい。
母は反対するだろうが、わたしが部屋でそっと育てれば良い。