年を重ねてからの学びはストンと腑に落ちる

私は、これまでさまざまな壁にぶつかりながら生きてきました。自分が得た経験や感じたことを、マクロ、ミクロの経済学、憲法、歴史、ジェンダー学などの学びを通して、論文という形で発表できたのは嬉しかったです。

年を重ねてからの学びは若いころの勉強と違い、ストンと腑に落ちることも多いですし、新しいことを学ぶたび、それまで使っていなかった脳細胞を使っているような実感がありました。

いまは週に3日ほど、クリニックでコロナウイルスのワクチンやインフルエンザなどの予防接種を担当しています。医師の仕事は社会的責任とやりがいがありますが、幸い大学院時代の恩師や友達からいまも勉強会へのお誘いなどをいただきますし、勉強はこれからの楽しみとして続けていこうと思っています。

論文を書き終え、一区切りがついたと思っていたところへ、こうしてお話ししていたらまた学びたい欲が湧いてきました。コロナが収束する日を願いながら、この思いをあたためていきたいと思います。

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