イラスト:小林マキ
加齢とともに、睡眠の質は低下していきます。「朝、起きたときになんだかだるくて」「頭が重くてものごとに集中できない」など、体調や気分が優れない毎日はつらいもの。そこで、快眠のコツを専門家にアドバイスしてもらいました(イラスト/小林マキ 取材・文・構成/葛西由恵《インパクト》 デザイン/米山和子《プッシュ》)

睡眠リズムを整える5つの生活習慣

1)夕方以降は、カフェインを控える

「日中は覚醒し、夜は自然に眠くなるという一日のリズムをコントロールしているのは、私たちの体に備わっている体内時計です。ところが体内時計は約24 ・5時間と、1日の24時間周期よりやや長め。このズレをリセットしておかないと体内リズムが崩れ、夜になっても眠くならないといった睡眠の乱れを引き起こします。朝、目覚めたら太陽の明るい光を浴びましょう。そうすることで、このズレがリセットされるのです」(村井先生。以下同)

遮光カーテンであれば閉めきらずに10センチ程度開けて寝るなど、太陽の光で目覚められるように工夫しましょう。

「朝食も体内時計を調整する働きがあるので、必ずとって」