選ぶ基準は「着られる服」ではなく「着たい服」

そんな私も、以前は本当に好きな服は「汚れる」「もったいない」「ここぞというときに着る」と思って、なかなか着られませんでした。

でも「ここぞというとき」もなかなかきませんし、数年寝かせているうちに趣味が変わったり年代に合わなくなったりと、結局着ないで終わることもありました。

本当にもったいないことです。人生の折り返し地点を過ぎてから、「毎日お気に入りだけ、素敵に見える服で楽しもう」と思い、本当に好きな「季節ごとアイテム別3着」に絞るようにしました。

「季節ごと、アイテム別に3着まで」というルールに沿って整理された阿部さん宅のクローゼット。(写真提供:CCCメディアハウス)

すると、服を選ぶ時間と服代の節約、さらにクローゼットには余裕ができ、管理がラクになりました。

また、私は「家で洗える服」だけしか持たないことにし、スーツもダウンコートも全部家で洗濯しています。気持ちよく着られ、さらなる時短、節約、管理いらずを実感しています。