娘の服は2パターンのみ
高校生の娘の例も紹介しましょう。
学校は制服ですが、私服を季節ごと2パターンしか持っていません。私服の制服化です。本人曰く「いつも一番かわいく見える服を着たいから」という理由です。
トップス(上に着る服)は「色は白、模様なし」、ボトムス(下に穿くスカートやパンツ)は「チェックのスカート」と、好みがはっきりしているようです。一緒に買い物に出かけたときに私がほかをすすめても、なびきません。親としては服代がかからず助かりますし、外出の支度も早いです。
この「娘の服は2パターンのみ」はインパクトが強いようで、受講生に驚かれつつ「自分のスタイルが確立しているんですね。そうしてみたいです」といわれます。
もし服の数を決めるのが大変なときは、帽子、スカーフ、マフラーから始めるのもおすすめです。この中のひとつだけでもいいですね。
私はどれも大好きでたくさん持っていましたが、いまは基本的にどれも数は2~3アイテムです。
結局、身につけるものは同じものが多かったので、本当のお気に入りだけを残しました。ちなみに手放した帽子・マフラーは、母が使ってくれています。
「枚数決め」をすることで、手間をかけず、いつも輝いている自分を手に入れましょう。
※本稿は、『だから、50歳から片づける―「思い出のもの」は捨てなくていい』(CCCメディアハウス)の一部を再編集したものです。
『だから、50歳から片づける―「思い出のもの」は捨てなくていい』(CCCメディアハウス)
何があるかわからない時代。50を過ぎたらすぐ片づけるべき。人生の折り返し地点を過ぎたら、片づけたもの勝ち! 5年間で6000人以上の受講生にアドバイスをしてきた著者が語る50代ならではのモノの手放し方や増やさないコツ、ラクにできる収納。東日本大震災を経験した著者の非常時の備え、楽する家事習慣、家族の片づけなどなど、すぐできる具体的な解決策が満載。