『猫コンプレックス母コンプレックス』(著:末井昭・春日武彦/イースト・プレス)

「白黒をつけたがる」のはこんな人

春日 ぼくはSNSは墓穴を掘ることがわかっているのでしないんだけど、昨今はすぐ白黒つけるか論破するか、って話になってしまいがちでしょう。メリハリがついて一見かっこいいように思えるんだろうけれども。

末井 ぼくは白黒つけたことないですね。

春日(笑)

末井 いや、ほんとに。まあすごく優柔不断なんですよね、ぼくは。優柔不断に生きてきたと思いますよ。いろんなことを曖昧にしちゃってね。白黒つけるのは、けんかみたいになっちゃったりするんでやりたくない。

ぼくはとにかくけんかが大っ嫌いなんですよ。子どものころ夫婦げんかとかを見ていてすごく嫌だった。もちろん戦争もいやだし。だいぶ前ですけど、ゴールデン街とかで若い人が酒飲んで暴れたりしてましたね。そういうのも大っ嫌いなんですよ。そういう性格もありますし、白黒をつけてもしょうがないんじゃないの? みたいな感じです。

春日 白黒つけたがる人というのは、ハンパな状態に耐えられない人なんですよね。基本的には人生経験が少ない人が言っているんだと思うんだけどな。最短距離を通ればそれが正解だってことじゃないですもんね。