――今は海外からのOEMが殺到していますが、海外で注目されたきっかけはなんだったのでしょうか?

松本 有田焼400周年を記念して佐賀県が有田の窯元を集め、フランスのメゾン・エ・オブジェへ出展しました。

その時に弊社とフランスの香水メーカー・ゲラン社とのコラボレーションのお話が上がり、実現したんです。

ゲラン社が、弊社の名前と「日本の有田焼」を前面に出して販促をかけてくれたこともあり、「ゲランとやっているあの会社なら良いのだろう」といった「いい噂」が立ったみたいです。(笑)

――有田焼と何かやってみたいと思う会社にとって、御社の品質が保証されているといったお話になったということですね。

松本 そうですね、あれは大きな後押しになりました。

それに当時から海外向けのHPをしっかりと作り込んでいたんですね。
名前もARITA PORCELAIN LABという名前なので、勝手に有田焼を取り纏めてる会社だと勘違いをして問い合わせしてくるパターンもあるんです。(笑)

他の有田焼の窯元で海外向けHPをきっちり作っているところが無かった。そこで有田焼で何かやりたいと思っている海外の会社が検索するとうちのHPに行き着くので、必然的に問い合わせが増えたということもあるのかな、と思ってます。

新作APLブランドの器