テレビでは明るい印象の副島淳さんですが、かつては壮絶な「いじめ」「差別」を受けるなど、辛い毎日を送っていたそうです(写真提供:潮出版社)
日本人の母親とアフリカ系アメリカ人の父のもとに日本で生まれ育った、俳優でタレントの副島淳さん。ドラマや映画では独特の存在感を発揮し、バラエティー番組などでもとても明るい印象を残していますが、かつては壮絶な「いじめ」「差別」を受けてきたそうです。特に小学校で転校した際、あるつまずきをきっかけに、いじめの”ターゲット”にされたそうで――。

小4で閉鎖的な環境へと引っ越して

───小学4年生の時、東京都の葛飾区から千葉県の浦安市に引っ越したという副島さん。新しい小学校にはすぐに馴染むことができたんですか。

副島 それが初端(しょっぱな)で失敗しちゃったんですよ。そもそも葛飾の小学校の時はかなり児童数が多かったんですけど、転校先の新しい小学校は一学年に2クラスしかなかったんです。

しかも、学校のすぐ隣となりに大きな団地ときちっと区画整理された住宅地があって、学年の7割くらいの児童が団地の子供、残りの3割程度が住宅地から通ってくる子供だったんです。

ちなみに僕らの家族が引っ越したのもその大きな団地でした。全部で11棟あって、敷地のなかには遊具がある小さな公園とか、池とか、テニスコートとかがあったりして。小学生の僕からすると、なんだか要塞みたいな印象がありました。

とにかくでっかい団地だったんです。

小学校のすぐ隣には中学校と認定こども園もあって、要はそこで生まれた子供たちは中学校を卒業するまでは基本的にはずっと一緒なんです。その分、よく言えば仲がいいし、悪く言えば閉鎖的な部分があるんです。

引っ越し自体は2度目だったんですけど、前回は保育園児の時でしたから、やっぱり初めての登校の時は半分がワクワクで、もう半分がドキドキでした。当時の心境は、いまでもすごく覚えています。