「(どれだけ情熱を)持ち続けられるかってことですよね。負けちゃった瞬間にはわからないことだから。」(清水さん)

清水「必要な経験でも、その瞬間はつらかった」

岩崎 清水さんには、そういう経験はありますか。

清水 私はコントとかモノマネとか、1人で表現するのが常だったんですよ。だから、番組でグループというか集団でやったら全然うまくできないことがあって。

細田 自分がいちばんわかりますもんね。

清水 「みんなすごいのに、どうして私だけダメなんだろう」って反省してるとき、番組にファンレターがきてたんです。よせばいいのに、つい読んじゃって。そしたらそこに、「清水さんだけ輝いてない」「地味すぎる」みたいなことが書いてあったんですよ。

細田 うわあ、視聴者の見る力ってすごいですね。

清水 わかるもんなんだなあって(笑)。それは真実だから、すごい落ち込みましたね。それがなければ「なんでだろう」と考えることもないし、脱却もできないから必要な経験だったんだけど、やっぱりその瞬間は、つらかったです。

細田 だから潰れてしまいそうなことがあっても、いかに情熱を切らさず続けられるか、だと思います。その結果、お2人とこんなふうにお仕事させていただけるようになったんだと思うと、感激です。