この記事の目次
<1>「間食は健康に悪い」は大間違い <2>4ヵ月で24キログラム減! 高カカオチョコレートは最強の間食
<3>おすすめする最高の間食習慣、 「チョコちょこ食べ」!
<4>肥満を予防し、脳を元気に 便秘や冷え性を改善する効果も

<3>おすすめする最高の間食習慣、
「チョコちょこ食べ」!

では、具体的に、高カカオチョコレートでどのような間食習慣を持てばいいのか、ひとつおすすめの方法をご紹介したいと思います。体内で蓄積できず、摂取してから効果が続くのが3~4時間というポリフェノールの性質を考えれば、一度にまとめて食べるのではなく、数時間おきに少量ずつ毎日食べることが大切です。

では、毎日どれぐらいの量を食べていけばよいのでしょう。1日の理想のポリフェノール摂取量は1500mg以上と一般的に言われています。ところが、国立がん研究センターのがん対策研究所予防関連プロジェクトのウエブページで発表されている「多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告」によれば女性は1日900ミリグラムのポリフェノールを摂取しているようです。つまり、足りていないのです。チョコレートの種類によって異なりますが、72%以上の高カカオチョコレートを25グラム摂取すれば、680ミリグラム以上のポリフェノールが摂取できるので、不足分は十分に補える計算となります。例えば、1ピース5グラムを5ピース、5回に分けて食べる「チョコちょこ食べ」はいかがでしょう。これならできそうな気がしませんか?

高カカオチョコレートはポリフェノール含有量が断然多い!『医師が教える最強の間食術』(アスコム)より

では、いつ食べればいいのか。基本は、好きな時に食べていただいていいのですが、最も大事な「継続」を考えると、次のような食べ方がおすすめです。

まずは、朝起きてからの「目覚ましチョコ」。起きたてに高カカオチョコレートをひと口。体に活動モードのスイッチが入ります。次に、3食食べる前の「チョコファースト」。野菜に含まれる食物繊維などを先に摂取することで、食後血糖値の上昇を防ぐ、「ベジファースト」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、高カカオチョコレートにも食物繊維はたっぷり含まれるので、同等の効果が期待できます。