【対策】状況に合わせて柔軟に自分のリズムを整えて
天候の変化による体調不良は「気のせい」ではありません。体調が悪くなるかもしれない……ということが事前にわかっていれば、それだけでも対策が取れるのではないでしょうか。
調子の悪いときにいつもと同じように動いていると、ミスやケガのリスクが上がってしまいます。いつもより休憩時間を長めに設定する、時間に余裕を持って行動するなど、リズムを変えて乗り切るようにしましょう。
状況に合わせて柔軟に自分のリズムを整えることが、自律神経を整え、ぐっすり眠ることにもつながっていくといえるでしょう。
※本稿は、『なぜ、あの人はよく眠れるのか』(主婦と生活社)の一部を再編集したものです。
著者は自律神経研究の第一人者であり睡眠にも造詣が深い、医師の小林弘幸氏。共著者として、学校、行政、企業などで睡眠研修を実施しているメンタルトレーナーの三輪田理恵氏が「実践編」を担当。 快眠に近づくための方法を原因別に101種類以上掲載しているので、その日の体調や気分、環境に合わせた快眠法が選べます。1見開きに1レッスン、平易で実践しやすいメソッドを厳選。ボリューム的にも内容的にも「ストレスの多い時代の睡眠バイブル」と呼ぶにふさわしい一冊です!
出典=『なぜ、あの人はよく眠れるのか』(著:小林弘幸、三輪田理恵/ 主婦と生活社)
小林弘幸
順天堂大学医学部教授
順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。
1960年、埼玉県生まれ。87年、順天堂大学医学部卒業。92年、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任する。自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導に関わる。また、順天堂大学に日本初の便秘外来を開設した“腸のスペシャリスト"でもあり、みそをはじめとした腸内環境を整える食材の紹介や、自律神経と腸を整えるストレッチの考案など、様々な形で健康な心と体の作り方を提案している。『医者が考案した「長生きみそ汁」』、『結局、自律神経がすべて解決してくれる』(アスコム刊)などの著書のほか、「世界一受けたい授業」(日本テレビ)や「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBSテレビ)などメディア出演も多数。
三輪田理恵
睡眠改善コーチ・メンタルトレーナー
日本睡眠学会正会員/上級睡眠健康指導士。全米NLP協会公認NLPトレーナー/NLPプロフェッショナルコーチ。同志社大学卒業後、大手証券会社、大手広告会社を経て、ITベンチャーヘ入社。400万人の会員が利用する健康管理メディアの企画・運営・制作・営業に携わる。幸せに生きるための方法を提供したいと強く思い、講師・コーチ・ライターとして独立。2016年より企業・学校・行政などで睡眠やメンタル講座、個別コンサルティングをおこない、10,000人以上を快眠にいざなう。