「相手の口に合うか」という最優先事項を無視するほどに
お菓子の知識も平均以上にありそうなのに、お手伝いさんがいるほどの良家に、結婚の挨拶で持っていく手土産がなぜ素朴な揚げ菓子なのか。
その後、重子を招いての食事会の準備においても、暢子は沖縄料理を作ります。
沖縄料理も美味しいし、何の罪もないですが、まずはイタリアンでいいじゃないか、暢子。おでんの屋台をまかされた時は沖縄風よりも先にイタリアン風をチョイスしたのにな。
きっと暢子は沖縄料理に対する愛情が、相手の口に合うかどうかという最優先事項を無視するほどに、かなり強いんですよね。
しかしその愛情を本人は自覚していないようにも見えるので、ついに自分の店を出すことになっても、沖縄料理を選ばない可能性が十分ありそう。
何の店になるのか楽しみです。