いつもと違う、どこか調子がよくない…と思っても、かかりつけ医のいない人はなかなか気軽に聞けないもの。小さな不調に大きな病気が隠れていることもあるので、油断は禁物です。また、人になかなか打ち明けられない悩みも、日々医療は進歩し、治療法が開発されていることも。大切な自身や家族の健康は、ぜひ医師に相談してみてください。女性に多い病気を中心に、症状、原因、治療、予防の4つの観点でご紹介します。第9回は、「逆流性食道炎」です。(取材・文/渡辺勝敏〈読売新聞〉 撮影=本社写真部)
この記事の目次
〈症状〉胸やけ、げっぷから胸やのどの痛みまで
〈原因〉胃の境界が加齢によってゆるむ 〈治療〉薬で効果がない場合は外科的手術も 〈予防〉腹八分目を心がけ、ストレスをためない

〈症状〉胸やけ、げっぷから胸やのどの痛みまで

胸やけが典型的な症状です。人によって、じりじり、いがいが、焼けるような、刺されるような、などとさまざまに表現されます。酸っぱいものがのど元まで上がってくる、げっぷが頻繁に出る、といったことも含めて、食道に関連して起こる症状を定型症状と言います。食後、横になった時、デスクワークなどで前かがみになった時、重いものを持つなど、お腹に力が入った時に起こることが多いですね。

逆流性食道炎に関連して起こるのが、胃もたれや胃の痛み、腹部膨満感や満腹感、食欲不振といった症状。食道で起こる症状とは違うので、非定型症状と分類されます。症状は食道や胃以外にも出ることがあり、逆流した胃液が気道に入ると気管支炎を起こしたり、胃酸の刺激でせきが止まらなくなったりすることも。ぜんそくかと思っていたら、逆流性食道炎だったということもあります。のどの違和感や胸の痛み、時には耳に痛みを感じることもあるので要注意です。

 

逆流性食道炎の症状