この記事の目次
〈症状〉胸やけ、げっぷから胸やのどの痛みまで 〈原因〉胃の境界が加齢によってゆるむ 〈治療〉薬で効果がない場合は外科的手術も
〈予防〉腹八分目を心がけ、ストレスをためない

〈予防〉腹八分目を心がけ、ストレスをためない

逆流性食道炎は、生活習慣病のひとつです。脂っこい食事や甘い物、香辛料、早食いや食べすぎは胃酸の分泌を高めます。予防の基本は腹八分目を心がけ、食習慣を改めること。また、食後すぐに横になるのもよくありません。食後は胃酸の分泌が高まっているので、横になると胃酸が逆流しやすくなるからです。

腹圧が高まると胃酸が逆流しやすくなるので、肥満も症状を悪化させます。前かがみの姿勢、ベルトや下着で締めつける習慣、重いものを持ち上げる動作などは、いずれも腹圧を上げるので避けたいですね。妊娠中も腹圧は高まります。また、ストレスで胃が悪くなるのは、胃酸の分泌が促進されるからです。ストレスはためずに上手に解消しましょう。胃酸の逆流がなくても、精神的な理由で胸やけなどの症状が起こることもあります。

生活習慣を変えるのは難しいものですが、それができれば何よりの薬になるでしょう。

 

逆流性食道炎の予防