DJ KOOさん「DJとして41年活動できたのは、恩人たちの存在があってこそ」(写真:『あと10歳若くなる! DJ KOO流 心・体・脳の整え方』より)
トータルのCDセールスは2100万枚を超えるなど、まさに平成の音楽シーンをけん引してきたダンス&ボーカルグループ「TRF」。同グループのDJおよびリーダーとして活動してきたDJ KOOさんですが、実は1961年生まれで「還暦」を過ぎています。今やバラエティ番組でも引っ張りだこの存在ですが、そうした形でのテレビへの出演は50代になって初めて果たすなど、何十年も第一線で走り続けてきました。DJ KOOさんいわく「DJとして41年活動できたのは、恩人たちの存在があってこそ」とのことですが――。

清掃業のアルバイトをしながら考えていたこと

右も左もわからなかったDJデビューから41年、多くの人に出会い、支えていただきながらやってくることができました。

人生の恩人の一人である小室哲哉さんと出会ったのは、DJだけで食べていくことができなくて、清掃業のアルバイトをしていた時期です。

いま振り返ると不思議なのですが、アルバイトをしているときも悲観することはまったくなくて、「これから活躍するためのステップだ」という前向きな気持ちで溢れていました。もちろん、清掃業の仕事は一生懸命やりながら、高く飛ぶためのパワーを蓄えている感じです。

お昼の休憩のときにテレビで『笑っていいとも!』(フジテレビ系列)をやっていても、

「絶対この番組に出るぞ。いま一緒に働いている仲間も『あいつテレビに出てるじゃん!』とビックリするだろうな」

というように、ある種楽観的に構えていました。

あれから少し時間はかかりましたが、『笑っていいとも!』への出演もかなえることができました。