青木さやかさんの連載「49歳、おんな、今日のところは『……』として」――。青木さんが、49歳の今だからこそ綴れるエッセイは、母との関係についてふれた「大嫌いだった母が遺した、手紙の中身」、初めてがんに罹患していたことを明かしたエッセイ「突然のがん告知。1人で受け止めた私が、入院前に片づけた6つのこと」が話題になりました。今回は「親の離婚も経験した人として」です。
前回「高校の時、父が出て行った。会いたかったが母に言えず…。親の離婚は人格形成に影響を及ぼしたが、今はただの思い出だ」はこちら
「毒親と別れてわかったこと」
NHKあさイチによんでいただいた。
テーマは
「毒親と別れてわかったこと」〜当事者たちのその後〜だ。
世の中には、母娘の確執で悩む女性が多い。
事実、わたしが出版させていただいた、長年の母との確執を努力の末解いた『母』という本を読んで、感想を送ってくださる方がいるのだが、感想というよりも、自身の苦悩を長々と綴られる方が多いのだ。
きっとどこにも誰にも言えなかった長年の深い重い、思いなのではないだろうか。
○母が本当は苦手である
○母を嫌ってみたものの辛い
○わたしも母と同じ人格になっているのではないか
今日の番組の中に出てこられた方のインタビューも、こういった内容が入っていた。
「毒親」という言葉が世の中に出てしばらく経つ。
親との仲がうまくいかず「毒親」と呼んでみたが、そんな自分が今度は辛くなってきた、ということがあるのではないだろうか。