青木さやかさんの連載「49歳、おんな、今日のところは『……』として」――。青木さんが、49歳の今だからこそ綴れるエッセイは、母との関係についてふれた「大嫌いだった母が遺した、手紙の中身」、初めてがんに罹患していたことを明かしたエッセイ「突然のがん告知。1人で受け止めた私が、入院前に片づけた6つのこと」が話題になりました。今回は「親の離婚も経験した人として」です。
「面会交流」をしない理由
先日、NHKの番組『首都圏情報ネタドリ!』によんでいただいた。
テーマは、親の離婚を経験する子どもたちについて、であった。
現在、少子化の影響もあり、親の離婚を経験する子どもの数は全体としては減少傾向にあるものの、毎年新たにおよそ20万人の子どもが親の離婚を経験しているという。
そうした子どもが、離れて暮らす別居親に定期的に会う「面会交流」をしているケースはあるが、行わない理由として
○別居親が求めてこない
○子どもが会いたがらない
○子どもが精神的身体的に不安定になる
○別居親に暴力などの問題行動がある
など、様々あるそうだ。
一方で、別居する親に会いたいという子どもの希望が叶わないというケースもあるという。