恋愛と結婚は別であることを前提に、「好きなタイプ」ではなく、「あなたの思い描く人生」を考えてみる(提供:photoAC)

未来予想図という名の価値観の棚卸し

これは主にバックグラウンドを見て判断しているのですが、これが全体の成婚率の3割を占めています。

「私の思っていた条件と違うけれど、先生がおっしゃるなら」と狐につままれたような感じでお見合いされる方もいますが、「会ってみたらすすめてくれた理由がわかりました」と言ってくださいます。

そのうえで、「あなたのことがよくわかりました。では、あなたはこれからどうやって生きていきたいですか?」とたずねます。ここから未来の話へ移っていきます。

例えば「結婚してもバリバリ仕事をしたい」となれば、夫は家事育児ができて、毎日定時で帰れる人がいいでしょうから、「なるほど、過去を見るとAさんが合うと思ったけれど、未来の話を聞くとBさんのほうが合いそう!」と優先順位を組み替えていきます。

この時、「どうやって生きていきたいか」という未来予想図や結婚観と、本人の希望条件に大きなズレがある場合、掘り下げてお話をうかがっていきます。