毒舌どころか超激辛

ハルコといづみの関係性にドラマのメッセージの1つが込められているのだろう。61歳という設定のハルコはいづみに向かって「年増!」と繰り返す。

矛盾しているが、若さや老いを決めるのは年齢ではないと言いたいのだ。適齢期は人によって違うとも伝えたいのである。ちなみにハルコはバツ2だ。

第2話では、岐阜の鵜飼いをめぐってハルコが活躍

このドラマはハルコが名言を口にすることでも知られる。第1話はいづみに説いた「年増女がやってはいけない四か条」がそうだったのだろう。

①年増の涙は武器にならない。ただ、うっとうしいだけ②男の胃袋は掴まない。ただ重いだけ③結婚は迫らない。必ず逃げられるだけ④慌てる年増はワラならぬクズしか掴めない。

毒舌どころか超激辛の言葉だった。ほかの女優が口にしたら、反発する人もいるはず。だが、大地が口にすると、思わず聞き入ってしまう。やはりハルコ役はこの人にしか出来ない。

鵜飼いの継承には、サロン経営者の由莉耶(LINA)が関係していた

◆#2解説(10月15日放送)

刃物の町・関市の刀匠を救ったハルコ(大地真央)。その御礼にと土岐刃物社長・土岐正和(飯田基祐)から鵜飼い鑑賞に招待され、いづみ(松本まりか)らと共に長良川へ。そこで土岐から、四十代続く鵜匠の家系の鵜飼栄一(山田明郷)が、息子の一路(冨田佳輔)に継がせることを諦めたとの悲報が。栄一に事情を聞くと、その背景には一路の婚約者・立木咲里(北原里英)とサロン経営者の由莉耶(LINA)が深く関係していた。鵜匠VSエシカル女子!…果たして、鵜匠絶滅の危機を救うことができるのか!?