少しずつでも犬や猫の命を救い続けたい
活動を開始するに際して、ハナコプロジェクトの存在を広く知っていただき、みなさまの協力を得ることが急務でした。そこで、6月末までの期間を設けてクラウドファンディングを行ったところ、1日で1000万円を超える寄付が集まりビックリ。最終的に、約8000万円ものご支援をいただき、感謝の気持ちと責任の重さを感じています。
ゆり子さんは猪突猛進型で、「次のことを考えなくちゃ!」と前のめりになり、私は「ちょっと待って、ここは慎重にいきましょう」とブレーキをかけ……。初めてのことばかりで右往左往しているというのが現状ですが、私たちはなかなか良いコンビなのではないでしょうか。
活動をスタートしたものの、まだまだ課題は山積み。現在、ハナコプロジェクト協力病院は全国に10軒しかありません。各都道府県に対応可能な病院を1つは作りたいところですが、私たちの活動を理解していただいたうえで、しっかりした協力体制を作っていきたいと考えているため、急速に増やすというわけにもいきません。
また、「不妊・去勢手術」の際に血液検査もしてほしいと依頼された場合、費用は保護主の負担とするなど、あらゆるケースを想定して規定を作る必要に迫られています。
とはいえ、私たちの息があがってしまっては本末転倒。まずは無理せず、できることを着実に。そうして末永く存続する団体へと成長させ、少しずつでも犬や猫の命を救い続けたい。それがハナコプロジェクトの望みなのです。