為替レートの変動によって巨額の利益を

1年半のコック見習いの後、結婚を機に、妻憲子さんのご実家の援助を受けて電気工事会社を設立しますが、失敗しています。そんなとき、米軍基地時代に知己を得た米軍将校との縁で基地内の売店運営の指定業者となりました。

商売はドル建てで、当時のレートは1ドル50円でしたが、1年余で為替レートが1ドル270円になり、巨額の利益を得ました。

米軍の指定業者時代には、江頭さんはありとあらゆるビジネスを請け負っていました。

理髪店、洋服仕立て、自動車修理、写真現像などから始め、ラジオ時計修理、貴金属、果物商などに手を広げ、ベーカリー工場も手がけました。

1950年にはロイヤルの前身となるキルロイ特殊貿易を設立して米軍関係以外の事業を始めます。翌51年福岡空港内の喫茶店と、日本航空国内線の機内食を請け負い、その翌年にはロイヤルベーカリーを設立しました。この喫茶店・機内食とベーカリーが、のちのロイヤルの原点となりました。